ケントに会った…
母のいる老健からの帰り道、乗り換えた地下鉄に、
ケントはいました。
少し浅い金色の毛並み、お尻は真っ白で、ふさふさのしっぽ、
小さめの耳、平たい頭頂部。
大きな瞳、緩やかなウエーブ、ピンクのかわいい舌…
こんなに端正な顔立ちのゴールデン、見たことない、と、
よく言われた、整った顔立ち、
(親バカでごめんなさい…)
どこから見てもケントです。
ただ、地下鉄のケントは、私のよく知るケントとは、少し違いました。
お仕事中だったのです。
一緒にいたのは、30歳くらいの若い女性。
地下鉄のケントは、白いハーネスを付け、足元で
じっとおとなしく伏せをしていました。
まだまだ珍しい、ゴールデンの盲導犬です。
私と同じ駅で降りたその女性とケント(によく似た盲導犬)。
良く利用しているのでしょう。
ためらう素振りもなく、上りのエスカレーターに乗り、
改札手前のトイレに一緒に入っていきました。
もうすぐ、ケント9回目の命日です。
『盲導犬に生まれ変わり、ぼく、大活躍しているよ。』
私にその姿を見せに来てくれたようで、
胸がいっぱいになりました。
話しかけたい、ヨシヨシしたい、衝動に駆られましたが、
地下鉄のケント君はお仕事中。
じっと、穴が開くほど見つめ、 『ケント、頑張れ~!』 と、
心の中で、精いっぱいのエールを送っていました。
9年たっても、きっと何十年たっても、ケントはケント。
いつまでも愛おしい、代わりのいない存在です。
ケント、逢いに来てくれて、ありがとうね


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少し浅い金色の毛並み、お尻は真っ白で、ふさふさのしっぽ、
小さめの耳、平たい頭頂部。
大きな瞳、緩やかなウエーブ、ピンクのかわいい舌…
こんなに端正な顔立ちのゴールデン、見たことない、と、
よく言われた、整った顔立ち、
(親バカでごめんなさい…)
どこから見てもケントです。
ただ、地下鉄のケントは、私のよく知るケントとは、少し違いました。
お仕事中だったのです。
一緒にいたのは、30歳くらいの若い女性。
地下鉄のケントは、白いハーネスを付け、足元で
じっとおとなしく伏せをしていました。
まだまだ珍しい、ゴールデンの盲導犬です。
私と同じ駅で降りたその女性とケント(によく似た盲導犬)。
良く利用しているのでしょう。
ためらう素振りもなく、上りのエスカレーターに乗り、
改札手前のトイレに一緒に入っていきました。
もうすぐ、ケント9回目の命日です。
『盲導犬に生まれ変わり、ぼく、大活躍しているよ。』
私にその姿を見せに来てくれたようで、
胸がいっぱいになりました。
話しかけたい、ヨシヨシしたい、衝動に駆られましたが、
地下鉄のケント君はお仕事中。
じっと、穴が開くほど見つめ、 『ケント、頑張れ~!』 と、
心の中で、精いっぱいのエールを送っていました。
9年たっても、きっと何十年たっても、ケントはケント。
いつまでも愛おしい、代わりのいない存在です。
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